
PHPのバージョンを7.2から7.4にバージョンアップしたいんだけど、やり方が分からないんだよね。。
具体的な手順を教えてもらえないかな。。
こんな悩みを解決します。
- 本記事の内容
- バージョンアップ時の注意点
- バージョンアップ前にやること
- バージョンアップ手順
- 本記事の執筆者


- 元エンジニア(歴7年)、資格保有数約20個(IT系以外も含む)
- 物販月利50万円⇒脱サラ
- 物販、システム開発、アフィリエイト、プログラミング、投資をやっています。
- 物販は彼女と楽しみながらやっています!
今回は、PHP7.2からPHP7.4へのバージョンアップ方法を解説します。
僕は歴7年の開発系エンジニアで、本記事の内容を実際に業務で行っています。
本記事を読めば、PHP7.2からPHP7.4へのバージョンアップ方法を完璧に理解できますよ!



サラッと読み終わるので、是非最後まで読んでみてください!
実施した環境&バージョン
以下の通りです。
- PHPバージョンは「7.2」
- サーバは「EC2(AWS)」で、OSは「Amazon Linux」
PHPのバージョンは上げなきゃいけない?
PHPには「アクティブサポート」や「セキュリティサポート」などのサポートが存在します。
サポートには各バージョン毎に期間が設けられているので、この期間を過ぎるとサポート切れになります。
最近はセキュリティにうるさかったりもするので、セキュリティサポートが切れると嫌味な上司に「え?サポート切れてるじゃん?上げといて」と言われます。



セキュリティ的にもバージョンを適宜上げておくことは大切です。


PHPバージョンアップ時の注意点
最初に本番環境で実施しない
当たり前ですが、バージョンアップする際はいきなり本番環境で実施するのはやめましょう。
下位互換性の確認
下位互換性がない機能を使用していると、バージョンアップをすることで動作しなくなる可能性があります。
公式サイト等で事前に確認しておきましょう。
バージョンアップ前にやること
バージョンアップ前に、一通りテスト環境の動作を確認しておくことをおすすめします。
仮にバージョンアップに失敗して特定の機能だけ動作しなくなった場合に、「バージョンアップ前は問題なく動いていたことを担保するため」です。
バージョンアップに失敗して焦ると色々なコマンドを実行しがちです。
結果的に何が悪かったのか見当がつかなくなるので注意してください。
PHPバージョンアップ手順
では実際に、PHPバージョンアップ手順を解説します。
バックアップ
$ cd /etc
$ mkdir backup_20200924
$ cp -r php* backup_20200924
$ ls backup_20200924/
まずは、php関連のファイルをバックアップします。
バージョンアップ
$ php -v
PHP 7.2.30 (cli) (built: May 5 2020 18:04:45) ( NTS )
Copyright (c) 1997-2018 The PHP Group
Zend Engine v3.2.0, Copyright (c) 1998-2018 Zend Technologies
PHPのバージョンを確認します。
この時点でワーニングが出ていないことも確認しておきます。
バージョンアップをすることでワーニングが出ることもあるので。
$ which amazon-linux-extras
/usr/bin/amazon-linux-extras
「amazon-linux-extras」がインストールされていることを確認します。
$ amazon-linux-extras
割愛
41 postgresql11 available [ =11 =stable ]
_ php7.4 available [ =stable ]
43 livepatch available [ =stable ]
44 python3.8 available [ =stable ]
45 haproxy2 available [ =stable ]
利用可能なトピックを確認します。
$ yum update -y amazon-linux-extras
利用したいパッケージがない場合、yumでamazon-linux-extrasを最新化します。
$ amazon-linux-extras disable php7.2
現在有効なPHPを無効にします。
php7.2の箇所がavailableになっていれば無効、enableであれば有効です。
$ amazon-linux-extras enable php7.4
割愛
Now you can install:
# yum clean metadata
# yum install php-cli php-pdo php-fpm php-json php-mysqlnd
PHP7.4を有効にします。
$ yum clean metadata && yum install php-cli php-pdo php-fpm php-json php-mysqlnd
先ほど表示されたコマンドを実行します。
$ yum list installed php-cli php-pdo php-fpm php-json php-mysqlnd
インストール確認を行います。
$ which php
インストール確認を行います。
$ php -v
PHPのバージョンを確認します。
$ systemctl restart httpd.service
Apacheの再起動を行います。
$ systemctl restart php-fpm.service
php-fpmの再起動を行います。
以上で終了です。
まとめ
今回は、PHP7.2からPHP7.4へのバージョンアップ方法を解説しました。
EC2の場合は「amazon linux extras」というコマンドが使えるので、比較的簡単にバージョンアップができますね。
ではまた!
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